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札幌がアウェーの洗礼をはね返し、０―０で福岡と引き分けた。
後半２１分にＭＦダニルソンが微妙な判定の一発レッドで退場。数的不利な
状況に陥ったが、耐え抜いて貴重な勝ち点１を奪取した。
４月１５日の草津戦から始まった連勝は４でストップしたが、６試合連続無敗
（４勝２分け）となった。
後半２０分だった。ＤＦ西が福岡ＭＦ中払と交錯して転倒し、プレーが中断。
その際、西が踏まれたと判断したダニルソンが制止に入り、中払を手で
押したとしたことで、牧野主審がレッドカードを出した。
石崎監督は「相手を触ることは良くないが、倒れ方が上手だった。
後半の半分はつまらないサッカーになった」と皮肉交じりに言った。
微妙な判定は続いた。後半終了間際にも札幌のＣＫでＤＦ趙が相手に
抱きつかれて倒されたが、ノーホイッスル。ダニルソンは「顔を触ってないのに
（中払が）顔を押さえて倒れた。納得はしていない」と話し、趙も「結果的に
残念です」と無念さをにじませた。
ただ１０人になっても、最低限の結果は残せた。前半は福岡ペースながら、
後半の立ち上がりから積極的な攻撃も仕掛けた。
「１人少なくなって最低でも引き分けが欲しかったので、次に気持ちを切り替えます」
とＭＦ上里主将。今の札幌は簡単に引き下がらないタフさが身についてきた。
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１発レッドで退場となりぼう然とするダニルソン（右から２人目）
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