09/04/29 22:14:56 0
(>>1の続き)
それを、北野の"不適切発言"が崩してしまったのだ。松竹芸能としては、すでに、東京で
活躍している笑福亭鶴瓶や鶴光らを守るために、北野に無期限謹慎という詰め腹を切ら
せて、音事協を脱会というケジメのつけ方しかなったのかもしれない。知り合いの芸能
リポーターは「音事協による言論統制だ」と憤るが、北野や関西のリポーターたちのやって
きたことはあまりにも、芸能ジャーナリズムとはかけ離れた、興味本位の裏ネタ暴露ばかり。
推測するに、北野は所属事務所の力も過信していた節がある。確かに松竹芸能は、
今でこそ吉本興業にリードされているが、関西では吉本と並ぶ大手プロである。しかし、
東京では事情は違ってくる。かつて、東京の事務所が、関西の番組に出演したいと
アプローチし、ことごとく関西の大手プロの圧力によって、潰されてきたという現実が
あるのだ。そのことをいまだに恨みに思い、関西の大手プロが音事協に加盟することを
反対した元音事協の重鎮もいた。それでも、吉本も松竹芸能も、音事協に加盟することで、
東京の芸能界とのバランスを保ってきた。
筆者は周防と暴力団との"黒い交際"について、30年近くにわたる取材で裏付けまで
取っている。そのほか、この"ドン"の行動をウォッチし、問題点は批判し続けてきた。
そのため、幾度も法廷で戦うことになってきた。裏ネタを扱うということは戦いなのだ。
今回、戦う精神を持たない輩が、裏ネタを扱ったことで、あっけなく「全面降伏」した。
こうした前例が、マジメに取材活動を続ける芸能ジャーナリストを追い詰める結果に
ならなければいいが。
(終わり)