09/04/25 06:57:51 0
熱くなる場面は1度もなかった。大差にも集中力は途切れない。尻上がりに調子を
上げたダルビッシュは、最後までクールに投げきった。
「僕はバッターを一人一人打ち取っていくだけ。何点でも関係ないです」
9回を散発の4安打で、苦手と言われ続けた屋外球場でプロ初完封。
今季初完封、2ケタ11奪三振で3勝目を飾った。
3回までの奪三振は1。しかし4回、2死一、二塁となったところでスイッチが入った。
日高に真っすぐを3球続け、最後はこの日のMAX151キロで3球三振。
5回以降は、140キロ前後のフォークを多投しての奪三振ショーだった。
5回に大引、小瀬から三振を奪うと、6、7回は圧巻の6連続三振。
「フォークがよかったんで、どんどん使っていけた。三振が続いてるとは
思ってたけど、ゴロを取りにいったら空振りしてくれた」
日高からの打者10人で9三振を奪い、オリックスの戦意を喪失させた。
まさにエースだ。小松との“侍対決”。「意識せずに、僕は僕で」と振り返ったが、
それでも“後遺症”に苦しむ小松の姿は自分とも重なる。
「内容はいいんですけど、感覚はそこまでよくなってない。まだ時間がかかると思います。
全体的なバランス。僕だって体は疲れている。でも、思うようにいかない中でも、
やっていくのがピッチャーだと思う」
世界連覇の代償を感じながらも、期待に最高の形で応えた。
133球での完封劇。梨田監督は「いい点の取り方で、楽に投げられたんじゃないか。
いいテンポできてた。あれ(133球)ぐらいはほうれるということだね」と穏やかに笑った。
連勝で首位をキープ。状態を上げてきたエースが、チームの勢いをさらに加速させていく。
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6回、三塁塁審にスイングをアピールするダルビッシュ有
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