09/04/23 20:13:45 0
●浦和はFW原口とMF山田直に注目
J1で2位につけているのが、最大の人気チーム、浦和レッズ。「ドイツのオシム」と言われるフォルカー・フィンケ監督の
就任で、これまでの個人技頼りのサッカーから「コンビネーションサッカー」への変身を図るが、代表クラスがずらりと
そろうなかに10代の選手が2人もレギュラーポジションをつかみつつあり、フレッシュな魅力を見せている。
FW原口元気は、まだ高校在学中の17歳。クラブはユース登録のままトップ出場可能選手とする計画だったが、
フィンケ監督は「ユースでプレーさせる必要はない」とトップ登録させ、開幕から先発出場させた。4月12日の名古屋戦に
挙げた初ゴールが決勝点となり、出場するごとにプロの当たりにも慣れてきた。
しかしそれ以上の驚きがMF山田直輝だ。レッズユース出身の18歳。ベビーフェースで、166センチと小柄だが、
卓越した技術と判断力、そしてボランチの位置で守り、相手ペナルティーエリアにはいって攻撃する運動量をもち、
早くも中心選手となっている。今季のJリーグで最も注目すべき選手のひとりだ。
●新潟を牽引するFWペドロ・ジュニオール
3位アルビレックス新潟は、3トップの攻撃的布陣で旋風を巻き起こしている。大宮から期限付き移籍で獲得した
ブラジル人FWペドロ・ジュニオール(22歳)が6試合で6得点の大暴れを見せ、日本代表FWの矢野貴章(25歳)が
「右ウイング」というポジションで新たな可能性を切り開いた。
4位ガンバ大阪では、韓国代表FW曺宰榛(チョ・ジェジン、28歳)、神戸から移籍してきたブラジル人FW
レアンドロ(24歳)が早くもチームにとけ込み、威力を発揮している。6位名古屋グランパスでは、札幌から獲得した
FWダヴィ(25歳)が期待以上の働きを見せ、10位川崎フロンターレでは地味ながらボランチに定着して守備を安定させた
MF横山知伸(23歳、2シーズン目)の働きが目立っている。G大阪、名古屋、川崎は、鹿島とともにACLとかけもちながら、
選手層が厚くなってきたことで大崩れは見せていない。
(続く)