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原口と宇佐美が見せた大器の片りん=サッカーU-20日本代表
20日から合宿を行っているサッカーの20歳以下(U-20)日本代表候補は21日、静岡県内で
流通経済大学と45分ハーフのトレーニングマッチを行い、1-1で引き分けた。日本は原口元気
(浦和)の直接FKで先制したが、後半に追いつかれた。
「自分の得意な角度だったんで。狙い通りです」
試合後、原口は日本唯一の得点となったFKの場面をこう振り返った。ゴール左斜め45度。ボールを
セットしたのは原口だった。宇佐美貴史(G大阪)は「自分が蹴ろうと思ったけど、原口君からオーラが
出てたから(笑)」と話したが、原口はその期待に見事に応えてみせた。右足を振り抜くと、ボールは
GK林彰洋の手をかすめ、ゴールに吸い込まれた。
この日、左MFで先発した原口のプレーは序盤、どこか遠慮がちに映った。大声でボールを呼び込む
わけではなく、左サイドに張ったもののパスが回ってこない。だが、「ボールが来ないんだったら作る
しかない」と自ら判断してからは、ポジションを中央、左サイドと流動的に動かしながら、攻撃を組み立てる。
特にディフェンスラインの裏を狙う意識が強く、ワンタッチやツータッチでスルーパスを狙った。流れの中で
「決定的な仕事ができなかった」と、本人の自己採点は「60点くらい」と控えめ。だが、プレーの随所に大器
の片りんをうかがわせた。
注目を集めるもう1人の天才、16歳の宇佐美は前半30分から出場。後半15分までの30分間、前線で
身体を張った。宇佐美はピッチに立つと、すぐさま2トップのパートナーである永井謙佑(福岡大)とコミュニ
ケーションを取り、ポジションを確認。チーム最年少とは思えない堂々たるプレーで試合に入った。裏を狙う
意識が合致したのか、宇佐美が入ったことで原口のプレーも活気づいた。宇佐美は「もっと仕掛けたかった
です」と悔しさを見せたが、短い時間ながら十分な存在感を見せつけた。
(>>2以降に続く)
[ スポーツナビ 2009年4月21日 21:18 ]
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