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「アジアNo.1決定戦」と銘打ったアジアシリーズが、早くも消滅の危機に置かれている。
日本プロ野球組織(NPB)は20日、都内で事業委員会を開き、
昨年スポンサーがつかず数億円の赤字が出たアジアシリーズについて存廃を含め協議した。
日本、韓国、台湾、中国の各リーグ覇者が11月に対戦する現行システムの存続を推す声はなかったという。
2005年に始まった同シリーズ。アジアの4カ国の代表チームが東京ドームに集まり、
総当たりで優勝チームを決める大会で、優勝賞金は5000万円。
05年ロッテ、06年日本ハム、07年中日、そして昨年は西武と、日本シリーズ優勝チームを送り出した日本はいずれも優勝している。
しかし、05年こそロッテが出場した4試合で計10万9858人の観客を集めたが、
年々注目度は減り、昨年の西武出場4試合の総観客数は、
05年の半分にも満たない4万4568人。
さらに昨年、それまで冠スポンサーだったゲームメーカーの「コナミ」が撤退。
新たなスポンサーも付かず、約1億円のスポンサー料が消えた上、地上波でのテレビ中継もなくなった。
大会創設当時の根来前コミッショナーが
「ゆくゆくは、アジア王者と米大リーグ・ワールドシリーズ覇者との間で『世界一シリーズ』を」とぶち上げたが、
様子は変わってきている。しかも、世界的な景気後退の中、新たにスポンサーとして名乗りをあげる企業を探すのも難しい。
ただNPBとして、すぐに完全消滅とはいきたくない思惑もある。
WBCで沸騰した「サムライジャパン」の人気にあやかりたいからだ。
連覇したWBCは連日、平均視聴率が30%を超え、その経済効果は550億円に達したともいわれる。
一時のサッカー同様、オールスターキャストの日本代表の試合なら十分、採算はとれる。
この日の会議では新たな日本代表による国際試合を創設することや、
日韓代表戦などの案が挙がったという。「サムライジャパン」の色を出せるかどうかが、
アジアシリーズ存亡のカギとなりそうだ。
ZAKZAK 2009/04/21
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