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■テレくささ忘れ、いつしかハマる
数少ない男性の観客の中で、ひときわ目立つ存在である。元阪急ブレーブスで活躍した
“世界の盗塁王”。球団が宝塚歌劇団と同じ親会社だったから、交流があったのかと
思ったが、現役時代は全く見たことがなかったそうだ。
「もともとは嫁が好きでね。久しぶりに見に行ったのが、確か『アデュー・マルセイユ』
(平成19年、花組)だったと思う。そのころ体の調子が悪かった嫁が、観劇したあと
スカッとして気持ちよく帰ってきてね。これは医者に行くよりいいかなと思って、ぼくも
一緒に観劇するようになったんです」
観客の大半は女性。抵抗はなかったのだろうか?
「最初は恥ずかしかったし、テレくさかった。どの人も同じ顔に見えたしね。わけわからんまま、
きれいやなーと思うて見てたけど、ちょこちょこ行っているうちに気にならなくなった。だんだん
舞台がわかるようになると、楽しみになってきたんです」
今では、宝塚大劇場はもちろん、宝塚バウホール、東京公演、名古屋・中日劇場、福岡・
博多座などの地方公演、ディナーショーにも行くほど、すっかりハマっている。
「どの組もまんべんなく、1公演を6回から8回は見てます。見るたびにみんな、上手に
変わっていくんですよ。次はどのコが出てくるかなと、勝手に想像する楽しみもあります」
作品を見て感動すること、勉強することも多いという。「『パリの空よりも高く』(19年、月組)では
エッフェルさん、『黎明の風』(20年、宙組)では白洲次郎さんらのことを教えられました。
よかったねぇ。感動もしたし、よく泣かされますよ。知らんうちにポロッと涙が出てる。トシを
とったんかな、とも思いますがね」
■野球も舞台も“ナマ”が圧巻
ブロードウェー・ミュージカルの日本初演となった星組公演「スカーレット・ピンパーネル」
(平成20年)は、計13回も観劇した。安蘭けい主演で高い評価を得た作品である。
URLリンク(www.sanspo.com)
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