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本県の社会人サッカーが揺れている。日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）参戦３年目の
企業チーム、ＴＤＫサッカー部（本拠地にかほ市）が来季からクラブ化する方針を示す
一方、東北社会人一部リーグで戦うＦＣ秋田カンビアーレ（同秋田市）が、将来のＪリー
グ入りを目指す構想を発表した。県サッカー協会は両者の一本化も見据え、調整を
続けている。
（中略）
ＴＤＫ本社は１月、経営環境の悪化に伴いサッカー部の存続を断念。２月、同社から
チームを企業から切り離し、クラブとして活動させたい意向を聞き、県サッカー協会は
驚いた。同協会などは昨年、ＴＤＫチームがＪリーグ入りを目指す上で必要なクラブ化
を図る構想を示したが、同社側が「部は企業の福利厚生の一環」として受け入れな
かったからだ。
同協会内部からは当時、「開幕直前に突然丸投げされても困る」という憤りの声も聞
こえた。今季のチーム運営費をみても同社の負担はごくわずか。大半は同協会が工
面している状態だ。
カンビアーレがＪリーグを目指す構想を発表したのも２月。地域の支援を受け、２０１２
年にＪＦＬ昇格、１６年に参入を目指す計画だ。県協会や地域の支援を求めるチームが、
短期間のうちに２つ現れた形だが、カンビアーレの堀井郁夫監督は「ＴＤＫチームと競合
するつもりはない。Ｊを目指すという意欲を示したかっただけ」と説明する。
カンビアーレ側は「（ＴＤＫチームと）一つになる可能性はゼロではない。秋田にとって
どうするのが一番いいかを考えたい」と柔軟な姿勢。県協会も「秋田で２チームを支える
のは難しい」（熊谷明夫専務理事）と一本化を視野に入れているが、進展はみられない。
まずは今月中にもＴＤＫチームのクラブ化に向け支援を募るための組織を立ち上げる予
定だ。
（以下略、省略部分はソースで確認してください）
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