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世界選手権(7月17日開幕、ローマ)代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権が16日、
静岡県の浜松市総合水泳場で開幕する。3年後のロンドン五輪へ向けた一歩となる重要な
大会を前に、1月に日本代表チームのヘッドコーチに就任した平井伯昌氏(45)が産経新聞
の単独インタビューに応じた。今大会を欠場し去就が注目される北島康介(26)について
「引退するとは聞いていない」とした上で、「アテネ五輪でも時間がかかった。少しずつ復帰
するのもいい」との見方を示した。一方で、ロンドン五輪向けて複数のエースを育成し、
「金メダル」にこだわる強化方針を明らかにした。(青山綾里)
--代表ヘッドコーチに就任して3カ月がたちました。チームの感触と見えてきたものは
ありますか
「2月の短水路日本選手権で、世界記録1を含む日本記録が26誕生した。複数の五輪
メダリストが引退し世代交代があったとはいえ、北京五輪の勢いは途絶えていない。課題は
有望選手とコーチに勝負の経験を積ませ、さらにコーチ間の協力を深めていくことだ」
--どのように協力を深めるのですか
「実はアテネ五輪で(北島)康介が金メダルを取った夜、コーチミーティングで僕がどんな
指示やアドバイスを出したのか手の内を全部明かした。コーチ陣は刺激を受け、チームも
勢いに乗ってメダル獲得者が続出。コーチ同士の情報交換で選手のスキルも伸びると感じた」
--平井さんは五輪メダリストの北島や中村礼子、上田春佳など数々の五輪スイマーを
輩出しています。指導する上でのこだわりはありますか
「ジュニアの選手には『先生』で良いと思うが、高校生や社会人になれば人間対人間。
礼儀やコミュニケーション力も身に付けてほしいと思うようになった。必然的に選手と接する
機会も増え、悩んでいてもすぐ分かるように。そして原因を納得いくまで話し合う。相手を
理解している方が指導も楽ですから(笑)。シドニー五輪前、米国で初めて康介と高地
トレーニングをし、1カ月間私生活をともにしたときに気が付いた」
(>>2に続く)
ソース:産経新聞 2009.4.13 19:45
URLリンク(sankei.jp.msn.com)