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4月11日公開の『ピンクパンサー2』は、スティーヴ・マーティン扮するクルーゾー警部が
ドタバタ騒動を繰り広げる人気コメディシリーズ最新作。今回は、世界中のお宝が次々と
盗まれたことから、各国の精鋭捜査官が結集。フランスからはクルーゾー警部に
白羽の矢が立つというストーリーだ。
ジャン・レノやアンディ・ガルシアといったスターが顔を揃える中、日本選出の捜査官役に
抜てきされたのが、アメリカに渡って『硫黄島からの手紙』(06年)などに出演してきた松崎悠希。
「エージェントにこの話を聞いたとき、ハリウッドでミュージカルに出演中だったため、
ニューヨークのオーディションに行けなかった。代わりに友人の監督に撮ってもらった
ビデオを送って、オーディションに受かった」という。
「ラッキーなことに今回は、セリフはすべて英語でも、ジャパニーズアクセントで喋ってよかった」
と振り返る松崎。「フランス、イタリア、イギリス、インド、日本と、それぞれのお国柄を
強調するために、全員、英語がなまっているという設定だったので、これまで研究して
きたジャパニーズ・イングリッシュを、すべてキャラクターの中に突っ込みました」と笑顔を見せる。
一方で、カメラをぶら下げた典型的な日本人と今回の役は、少々違っているようだ。
「実はマーシー以前、マーシー以降というのがありまして……」と松崎は続ける。
マーシーとは人気ドラマ『HEROES』でブレイク中のマシ・オカのこと。
彼が登場する前と後とでは、アメリカにおける日本人像が一変した。
「マーシー登場前の日本人像は、みなさんがご存じの典型的なものなんです。
でも、マーシーが登場して、あの明るいキャラクターがアメリカ人の意識に埋め込まれた。
それによってアメリカ人は、日本人も泣いたり笑ったりするってことに気づいたんです。
だからこそ、今回の僕のキャラクターも生まれてきたんだと思います」
将来の夢を尋ねると、「2つあります」と答えた松崎は、「1つは、ハリウッドの求める日本人像を、
日本人も納得できるものへと内側から少しずつ変えていくこと。もう1つは、英語を完璧に勉強して、
日本人が見ても、アメリカ人が見ても、アメリカ人に見える完璧なアメリカ人を演じること」と話していた。
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