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木村祐一の長編初監督映画『ニセ札』が、第33回モントリオール世界映画祭
(8月27日~9月7日)のコンペティション部門に選出された。同作が公開された
11日(土)、配給のビターズ・エンドから発表された。
関係者によると、モントリオールのプログラマーらが先月下旬に来日し、数本の
日本映画を観賞。今月9日(木)に、ビターズ・エンドにコンペでの招待を打診して
きたという。映画祭側の了承を得て公表されたが、開催の4カ月以上も前に決まる
のは異例で、今年のモントリオール出品作第1号となる。
木村は、翌10日夕方に吉報を聞いたそうで「まず家のパソコンでモントリオールの
場所と気候を調べました。まだ、実感がわいてきません」と感激の面持ち。この日、
東京・テアトル新宿で行われた舞台挨拶の直前には、尊敬するダウンタウンの
松本人志から「よかったな。おれも頑張るわ」という祝福メールが届き、「ずっと
ダウンタウンにあこがれ、目標にしてやってきた。皆の代表として、胸を張って
(レッドカーペット)を歩きたい」と涙を浮かべながら語った。
モントリオール映画祭は、昨年、『おくりびと』がグランプリを獲得。その後、
アカデミー賞外国語映画賞の受賞、興行収入60億円に迫るヒットとなっただけに、
「結果は気にしませんが、『おくりびと』に続ければいいですね」と意欲を見せた。
初日も立ち見が出るほどの好スタートで、「こんな感動を、この歳で味わえる
なんて……。号泣したいです」と話しながらも、すでに顔は涙でぐしゃぐしゃ。
「最近は、芸人が映画を撮ってますが、皆さんの支持があれば、映画界が活性化し、
僕も次が撮れるかもしれません」と訴えた。すでに第2作の脚本執筆にとりかかって
いるそうで、年内にもクランク・インしたい意向という。
画像:『ニセ札』初日に舞台挨拶を行った(左から)主演の倍賞美津子、
木村祐一、青木崇高
URLリンク(www.varietyjapan.com)
ソース:バラエティ・ジャパン 2009/04/11
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映画「ニセ札」公式サイト(公開中)
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