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ついに高額給与に手をつけるしかなくなったテレビ局の実情 (ゲンダイネット)
●それでも高給だけど
どの業界にとっても不況は深刻だが、テレビ局も大変なことになっている。
好調なテレビ朝日が09年3月期に赤字になったと発表。「ついに来たか」と
いう反応が広がっている。
テレ朝の従来予想は連結最終損益が1億円の黒字としていた。だが、先週、
広告収入の大幅減などで17億円の最終赤字になることが判明し、君和田正夫
社長は「大変よくない」と語ったとか。他局にも不安が広がっているのはいう
までもない。
というのは、どこも制作費をカットし、経費を切り詰めて経営努力をしている。
しかし、テレ朝だけは映画「相棒」がヒットし、先のWBCなども高視聴率で、
先月はゴールデンとプライムで民放の月間1位になり、好調な局である。だが、
それでも赤字だからハッキリ言って打つ手なしだ。
「各局とも08年度の第3四半期の業績を基に通期の決算見通しを出していて、
テレ東以外は黒字予想だった。なのに、テレ朝が赤字になったのは年明け以降
の業績が予想以上に悪化しているためです。要するに、スポンサーの番組に
対する意識、考え方が変化していて、視聴率の良し悪しで判断しなくなっている」
(放送ジャーナリスト)
これで次にどんなことが起きるのか。ズバリ給料のダウンしかない。キー局の
TVマンの平均年収は1500万円前後がザラという考えられない水準が続いている。
「例えば40代の制作担当者の場合、残業代を含めると年収は2000万円を
超える」(事情通)という指摘もあるほどで異常な世界なのだ。ここに手をつける
しかないのは子供でもわかる。
「フジテレビもTBSも給料体系を見直しているし、どこも給料に手をつけざるを
得ない」(放送ジャーナリスト=前出)
それでも、TVマンが高給であることに変わりはないわけだが。
ソース:日刊ゲンダイ(2009年4月8日掲載)
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