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世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の内藤大助(34)(宮田)は今春にも、
5度目の防衛戦に臨む。少年時代のいじめ体験を経てのボクシングとの出会い、
国民的な人気者になった現在の心境や将来の夢などを率直に語ってもらった。
(聞き手・新田哲史)
◆強さと優しさ◆
―すごい人気。テレビ局の分析では、子供や女性が多く試合を見ている
「以前はファンレター自体考えられなかった。『僕もいじめられているけど、立ち
向かっていきたい』と書いてあるのを見ると、こっちも勇気をもらう」
―強さと優しさを兼ね備えたところが魅力との声もある。それはいじめられた
体験があるからかな
「それもあると思うけど、自分はボクシングで変わったし、成長した。ボクシングは
野蛮とかイメージはあったけど、不思議なことに強くなるほど優しくなる」
―ご自身の体験で言うと、何がそうさせるのか
「自分がボクシングを始めたのは〈脱いじめ〉。誰も弱い人間に思わせたくない
ところがあると思うけど、自分が強くなると安心感が生まれる。肉体的な強さだけ
じゃなく、精神的な強さも手に入れるんだよね」
―いじめられていた時代の自分を振り返ると
「『どうせクラスの一員じゃないと思われている』と、マイナス思考で自分で自分を
どんどん苦しめていた。体育の授業でバスケットボールの試合で審判をした時のこと。
自分が笛を吹いて試合が中断しただけで、『俺の笛でみんなが止まってくれた』と
うれしかった。心が病んでいたね」
(>>2-3に続く)
画像:「ひとつでも多く防衛して期待に応えたい」。次回の世界戦への意気込みを語る内藤
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画像:24歳で新人王を獲得。リングではにかみながらポーズ
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ソース:読売新聞(2009年4月6日23時21分)
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