09/04/07 00:19:13 0
(>>1の続き)
◆厳しい世界へ◆
―ボクシングジムを初めて訪れたときは
「最初は別のジムに通ったが、もっと本格的にやりたいと思って、今の宮田ジムに
見学に行った。耳から流血している選手に、怖そうなトレーナーが『ちょっと縫えば
済むから病院行ってこい』と(まるで軽傷のように)言うだけ。ボクシングはつらくて
厳しいイメージがあったから、『オレの探していたボクシングがここにあった』と思った」
―やりたいボクシングを見付けた瞬間だった
「そう。厳しい世界に勇気を持って飛び込まないと、いじめられっ子を脱出できない
と思っていたからね」
―ところがボクシングへの考え方が変わった
「最初はケンカに強くなれるんじゃないかと不純な動機だったが、ジムには活気が
あって友達や仲間が出来る。みんなが純粋にボクシングをしているのを見ている
うちに、いじめっ子への復讐(ふくしゅう)を忘れ、自然とボクシングにはまっていった」
(>>3に続く)
画像:幼少期の春先、母道子さんと自宅近くで
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