09/03/31 12:59:21 0
ピッチの目線で観戦、試合日以外も社交場
サッカー専用スタジアム建設を目指すJ1のG大阪は、今年1月に新設したスタジアム建設推進事務局の
桑原志郎・球団常務取締役ら6人で、欧州4か国、計10か所のスタジアム視察を行った。
ガンバの目指す理想のスタジアム像とは―。
2月上旬までに視察したのは英、独、オランダ、スイスの、収容観客数3万~4万人の競技場。
英イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(マンU)の本拠地「オールドトラフォード」などを訪れ、
外観、内装、設備、客席などを確認した。
桑原常務は、「日本のスタジアムとの大きな違いは社交場としての機能だった」という。
3000~5000人がテーブルに座って食事をしたり、接待などに使える個室席を備えたりした競技場もあった。
「試合日以外にもスタジアムを活用したり、観客により良いサービスを提供する工夫は必要」と話す。
また、客席の最前列がピッチとほぼ同じ高さにあり、選手との距離が近いのも共通した特徴だった。
「ピッチ全体を見渡せなくても、選手の目線で試合を見られる。パスが出た後に、
あんな所に味方がいたのかといった発見がある」と導入に前向き。
さらにドイツ2部リーグ、MSVデュイスブルクのホーム「MSVアレーナ」は青色を随所に取り入れた外観で、
同じチームカラーのG大阪のお手本になりそうだという。
新スタジアムの建設候補地には、万博公園内などが挙がっており、建設費は約150億円が見込まれる。
不況が厳しさを増しているが、桑原常務は「逆に建築コストは下がっているので、チャンスの面もある。
関西を活気づけるためにも、日本のスタジアム観を変えるようなものを作りたい」と話している。
ソース:
URLリンク(osaka.yomiuri.co.jp)