09/03/31 07:28:52 0
「世界一決定戦」の名を借りた“大リーグの市場拡大” MLBを利するだけのWBCは止めたほうがいい
―「“真の勝者”はMLB」という現実
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は、3月24日(日本時間)の優勝決定戦で日本が韓国を
破って優勝し、幕を降ろした。
大会期間中、NHKから民放にいたるまで、明けても暮れてもWBCの「侍ジャパン」を盛り上げる
報道に狂奔した。その異常さに、いい加減うんざりしていたので終幕してほっとしている。その一方で、
異常な扇動報道によって、視聴率もまた異常な高さを記録し、テレビの影響力の恐ろしさを改めて思い
知らされた。
「世界一決定戦」という欺瞞
「侍ジャパン」の情報を垂れ流し続けることで、WBCの本質的な問題などについて視聴者の思考を
停止させる、
脳科学でいう「心脳コントロール」にテレビは成功した、ともいえる。たとえば、WBCが「世界一決定戦」
だと思い込まされたのではないだろうか。すこしでも疑問を抱かせる情報があれば、それが欺瞞である
ことに気づいたはずなのだが。
主催がWBC株式会社(MLB・大リーグ機構と大リーグ選手会の共同出資)であること、世界から
16チームしか出場していないこと、MLB単独で決めたルールや組み合わせが変則的であること、
アメリカチームは有力選手を欠いていること、これらの点からみても「世界一決定戦」とはほど遠い。
それにもかかわらずテレビは、視聴者が「なぜ?」「どうして?」という問いを発しないように、そうした
情報を一切流さなかった。それこそ、テレビの心脳コントロールによる大衆操作の典型的な手法である。
それゆえに、日本代表チームの健闘ぶりには敬意を表するにしても、テレビに操られて大会の本質
について無知なまま欺瞞を受け入れ、「2大会連続世界一!」と大騒ぎするのは愚かだというしかない。
(つづく)
ソース:URLリンク(diamond.jp)