09/03/30 19:10:05 0
2009年シーズンの開幕を目前に控えたこの時期に、何とも暗いニュースを
耳にすることになった。ESPNの「Baseball Tonight」でつい最近報じていたのだが、
タイガースのチケット売り上げが、前年比と比較して40%も減少しているのだそうだ。
いうまでもなく、世界同時不況の影響だ。デトロイトといえば、今回の不況で最も
影響を受けた米国自動車産業の本拠地。この年末年始も各メーカーが次々に大幅な
人員削減策を断行したというニュースを聞いた人も多いことだろう。自動車産業に携わる
労働者が多い地域だけに、チケット売り上げがもろに影響を受けてしまったようだ。
もちろん不況の影響は自動車産業のみならず、あらゆる業種に広がっている。
様々な企業で賃金カットや人員削減が実施されている現状を考えれば、この現象は
タイガース1チームに留まるとは思えない。特にホワイトカラーを主要ファン層にしている
地方都市に関しては、ニューヨークやロサンゼルスのような確固たる富裕層を持つ
大都市とは違い、不況の影響は決して少なくないだろう。
実はこのニュースを報じるに当たり、ESPNの野球アナリストであるバスター・
オルニー氏が、ある予測を付け加えているのだが、これが非常にシリアスなものだった。
「デトロイトに限らず、クリーブランド、セントルイスなど地方都市のチームは、開幕から
好成績を残すことを意識しているのではないか。さもなければ5月以降、高額選手の
扱いを真剣に考えざるを得なくなるだろう」
(つづく)
ソース:URLリンク(number.goo.ne.jp)