09/03/29 18:15:55 0
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◇フィギュアスケート・世界選手権最終日(28日・ロサンゼルス)
途中棄権の屈辱から1年。安藤美姫が表彰台に立った。メダルの色は2年前の金ではなかっ
たが、復活を告げる銅だ。
冒頭の3-3回転連続ジャンプは「練習で回転不足が目立ったので」3-2回転に変更。4
回転サルコウも回避した。3回転ループの回転不足以外はノーミス。安全策が奏功した「守り
の演技」だったが、エッジに深く乗った流れるような滑りと抜群の安定感は、安藤の新境地を
示すものだ。表現力などを問うプログラム構成点も5項目中3項目で8点台を並べた。
昨年の世界選手権でフリー本番前に左足ふくらはぎを肉離れし、途中棄権。ショックで「ス
ケートをやめようと思った」と振り返る。その後はマッサージなど他人任せだった体のケアを、
自分でも心掛けるようにした。昨季まで試合によって波が激しかったが、故障がなかった今季
は安定。「自分を考えさせられた1年だった。あの経験は自分にとってプラスだった」という。
もともと感情が演技に表れるタイプ。城田憲子・元フィギュア強化部長によると、今大会前
に「いつも同じ感情で演技するように」と助言したところ、「私は日によって気分が違うので、
毎試合違う感情で演技している」と返されたという。
そんな安藤がうまく感情を制御して試合に臨めるようになった。「大人の女性らしさが出て
きた」と城田氏に認めさせた安藤が五輪イヤーの来季、どんな魅力を放つのか楽しみだ。【来
住哲司】