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人気アニメ「機動戦士ガンダム」の生みの親の富野由悠季監督が22日、西武新宿線上井草駅前に立つ「ガンダム像」の1周年記念講演を、杉並区立井草中学で行った。
富野監督は「仕事でもさんざん見ているので、正直早く撤去してほしい。ただ最近はかんに障らなくなってきた」と愛憎入り混じった複雑な胸の内をのぞかせた。
「ガンダム像」は、上井草商店街が中心となって進めているアニメを使った町おこしの一環として08年3月23日に完成。
上井草の新たなシンボルとして多くのアニメファンが見物に訪れ、「さい銭箱」が置かれて“お参り”する人も出るなど話題を呼んでいる。
現在も1カ月に2回、地元ボランティアが中心となって掃除などをしている。
講演で富野監督は、「昔『アルプスの少女ハイジ』の絵コンテを高畑勲さんに頼まれたことがあったが、その時に宮崎(駿)、高畑レベルじゃないと名作ものの演出はできないと感じた」と話し、
「別に巨大ロボットものが好きだったわけではなく、オリジナルストーリーを作ることが許されたジャンルだったから。テレビアニメは公共の電波を使っているものだから、
スポンサーのものではないし、おもちゃ屋の宣伝番組というだけではいけないと考えた」とガンダム誕生の秘話を明かした。
今後、ガンダムを再び手がけるかについては「死ぬまでに要請があれば考えるし、それは義務だと考えているが、年寄りのエゴやごう慢さが出てしまうので、
自分から手を挙げないという努力をしている。35周年あたりで話が来るかもしれないが、今のところない」と話した。【立山夏行】
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