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チームの大黒柱として引っ張るイチロー外野手は、自ら選手に呼び掛けて焼き肉の
食事会を21日に開くことを決意。前回大会では同じ店で同様の会を開いて世界一を勝ち取り、
験のいい決起集会で結束を固めて因縁の米国戦に出陣する。
歓喜の再現を願う、イチローが再び動く。米国戦を翌日に控えた21日
(日本時間22日)の全体練習後、イチローが侍たちを招集する場所は、
ロサンゼルス市内の高級焼き肉店。無類の焼き肉好きであるイチローが
シーズン中にロサンゼルスや、近郊のアナハイムに遠征した際、必ずと
いいほど足を運ぶ店だ。
決して宣伝をせず、大きな看板も掲げていないが、日本風の味付けが評判で、
遠方からも“肉好き”が足しげく通う。そんな隠れた有名店では、前回(06年)も
イチローが選手たちに呼び掛け、食事会を開催。2次リーグ初戦で米国に敗れ、
傷心のナインたちは、それをきっかけに結束を固め、世界一となった。その時に掛かった費用は、
すべてイチローのポケットマネーでまかなっている。
年俸が20億円近いプレーヤーには痛くもかゆくも…といった低次元の話はこの際、どうでもいい。
大事なのは気持ちだ。チームメートと極上の焼き肉を囲み、決戦に向けて気持ちを高め、
気勢を上げ、今回も世界一に。そんなイチローの熱い思いがこもった会である。
「再び奪い取る」(イチロー)という世界の頂点までマジック2。準決勝で立ちはだかるのは
野球の本家だ。難敵を迎え、テンションは一段と上昇中。「日本の野球にとって
アメリカの野球に勝つことは、やっぱり大きいこと」と、その語り自体が熱っぽい。
先発するオズワルトに対し、イチロー自身は大リーグ公式戦で7打数4安打1打点と相性がいい。
しかも最近、打撃が復調気配。加えて選手たちが食事会の効果を一丸となって
発揮してくれれば、最高だ。決起した侍たちに怖いものはない。
歓喜の再現に向けて突き進むだけだ。
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