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JCA(Judicial Control Authority)委員会は、12日、05年5月の尿検査でメタンフェタミン、アンフェタミンに
対して陽性反応が出た件について、リサ・クロップ騎手が競馬法528条に違反したとの裁定を下した。
罰則と罰金については、来週開催予定の電子会議で決定される見通し。
NZTR(New Zealand Thoroughbred Racing)の最高責任者・Paul Bittar氏は以下のようなコメントを出した。
「我々の公正チームが安全基準が遵守されていることを確認するために用いた手法は、恐らく、他の件よりも
綿密に検討、研究されてきた。そして、特に我々の薬物検査手法は、完全に弁護された。NZTRは、JCAの
裁定を歓迎するものである。」
「最も重要なのは、この決定が、騎手の安全に対する業界の強固な方針を支持し、競馬において禁止薬物が
許容されないという明確なメッセージを送ったことである。」
「最高裁まで争われ、本件の解決に時間が掛かったことを遺憾に思う。」
クロップ騎手は、05年5月5日にハミルトンのテラパ競馬場で実施された抜き打ち検査で陽性反応が検出
され、人権侵害だとして薬物検査の違法性を訴えたが、08年6月17日に、最高裁で棄却された。
同騎手は、12ヶ月以内の騎乗停止、罰金10000NZドル以下のどちらかもしくは両方が課せられる可能性が
あり、NZTRもその意向を示唆している。
同騎手は05-06、06-07シーズンのリーディングに輝き、昨シーズンは2位という成績を残した。この3年間で
408勝、獲得賞金733万7750NZドル。騎手は騎乗手当以外に賞金の5％を手にするため、36万6887NZドルが
騎乗手当以外の収入となる。
ソース(翻訳・文責：かえりちりめんφ ★)
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