09/03/16 18:18:15 JumNptjn0
常夏のキューバで野球選手を夢見る孤児たちを育てる団体に、
イチローがサングラスを送ったことがあった。
それも、200個ものサングラスを。子供たちは、とても喜んだ。
しばらくして、やはり日本プロ野球機構がキューバにサングラスを寄付することになった。
エージェントが現地へ赴き、少年たちにサングラスを渡す。
少年たちはやはり喜んだが、渡されたアディダスのサングラスを見て
「アディダスではなくて、メーカーは『イチロー』が良かった。」
「『イチロー』のボールはとても使いやすかった」と口々に言う。
エージェントは首をひねった。イチロー？そんなメーカーがあっただろうか。
「これだ」と、手渡されたボロボロのサングラスを見てエージェントは驚いた。
すでにかすれてしまっているものの、サングラスにははっきりとサインペンで
「夢をあきらめるな カズ」
と、現地の言葉で記した跡があった。