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今年の箱根駅伝２区で２年連続の区間新記録を樹立したメクボ・モグス（２２）＝山梨学大＝が１３日、
母国・ケニアで起こした自動車事故の報告を甲府市内で行った。
目頭を押さえ、言葉に詰まりながら「みなさん申し訳ないです。すいません」と何度も謝罪を繰り返した。
事故は２月９日、ケニア中西部のモロで上り坂で停止していた大型車を追い越そうとした際、
対向車と車体左側が接触。助手席にいたアイデム陸上部・木村翔コーチ（２６）が頭を強打し、意識不明の重体に陥った。
同コーチはナイロビ市内から同１９日に和歌山県内の病院に搬送され、現在は声や音に反応するなど、回復の兆しを見せている。
モグスは４月からアイデムに入社し、２０１２年ロンドン五輪へスタートを切るはずだった。１２日に木村コーチの見舞いに訪れた際、
両親から「息子が目が覚めた時に、モグスが走ってる姿が見られないのが一番つらい」と励まされたものの、
今後の練習予定は全くの白紙。同社は予定通りに受け入れる方針だが、本人のショックは大きく、競技続行についても「まだ考えてないです」と話すのみだった。
（2009年3月14日06時02分 スポーツ報知）
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