09/03/12 17:51:50 0
あるテレビ制作会社の会議室で、著名な制作者たちと3時間にも及ぶ会合が終ったら、
もう番組が始まる直前。宿敵韓国との試合を帰りの車中、ワンセグで見る。
松坂大輔の浴びたツーランホームランで北京の悪夢を思い出したが、
2回表の5点でやっと安心できた。帰宅後は大画面にかぶりつき。
ご同様の野球ファンが山ほどいたと見えて、この試合の関東地区平均視聴率は
37.8%、瞬間最高視聴率は46.3%にも達した。テレビ朝日はこのところバカつきである。
あの韓国にコールド勝ちとは予想を超える結果だったが、放送の仕方そのものも割によかった。
中居正広は出しゃばらず、他にわあわあ騒ぐタレントもなし。古田敦也の解説も、
さすがの元キャッチャーで的確だった。テレ朝御用達の栗山英樹らは古田に譲って
聞かれるまで答えないし、総じて煩くなくてよかったと思う。
前回のWBCや北京オリンピックでは、外国人審判員のジャッジミスやトンチンカンに
腹が立つことが多かったが、この試合ではまあまあまともである。
しかも映像的に、ランナーアウトのシーンの後姿とか、きわどい瞬間が捉えられてもいて感心したのである。
一時、サッカーを見る者は新しい人、プロ野球を見る者は古い人という偏見がまかり通った。
だが、高度な野球の面白さはサッカーの比ではない。この日の視聴率はそれを証明したともいえるし、
試合初めから終りまでじっくり見せた局の態度も貢献したといえよう。
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