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【from Editor】米でも胸のすくドラマを
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が盛り上がっている。東京ラウンドの初戦、
5日の中国戦の平均視聴率は関東で28・2%(関西31・1%、ビデオリサーチ調べ、
以下同)、7日の韓国戦は37・8%(関西40・1%)にのぼる。3年前は中国戦で18・2%、
韓国戦も18・5%だから、今回の関心の高さがうかがえる。
勝てば官軍、初代優勝効果の大きさではある。ただ、前回も大会を通じて関心が低調だった
わけではない。東京ラウンドから韓国に連敗しイチローが吠えたシーンがあった。その韓国を
福留の本塁打を機に打ち破った準決勝こそ、関心を高めるスイッチ役だったという意見もある。
「いや、流れが変わったのは、王さんの抗議からだよ」。大会中、当時の王監督とメール
交換を続けていた本紙の清水満編集委員兼論説委員は、いう。 王監督の抗議は3月12日の
米国戦。3-3で迎えた八回表、一死満塁で岩村のレフトフライで三走の西岡が楽々と本塁に
生還しながら、「離塁が早過ぎる」という米国監督の抗議を球審のデービッドソン審判が
認めたことに対するものだった。球審よりはるかに近くで見ていた二塁審判が「セーフ」の
判定をしていたのに、である。
「ベースボールが誕生した国でこのようなことがあってはいけない」。敗れた王監督は静かに、
しかし強く抗議した。認められなかったものの選手の顔つきは変わった(恐らくファンも)。
以降、日本代表は奇跡のような軌跡をたどり、初代優勝国となった。
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