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野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が5日に
開幕。今回は優勝賞金が270万ドル(約2億6460万円)と倍増。
連覇を狙う日本の大きな目標になっているが、今大会での赤字を避けたい日本プロ野
球組織(NPB)は、1次ラウンド1位通過も熱望している。
NPBは今回のWBCに関して、日本代表の合宿費、他国へのスコアラー派遣、データ収集
費用などで約2億円の“予算”を組んだ(2月27日以降の移動費、宿泊費などは主催者が支
払う)。この支出を2月24、25日に行った豪州との強化試合(京セラドーム大阪)での収
入、WBCの賞金、WBCの総収入からの分配金などで補填(ほてん)していくが、事前の計
算では優勝賞金を獲得すれば相殺されるはずだった。
ところが、思わぬところで誤算があった。宮崎市で空前の盛り上がりをみせた日本代表合宿
で、ファンの混乱やけがを防ぐために警備員を増員。万全を期した結
果“予算”になかった約2000万円の支出が生じてしまったのだ。
NPBは警備費用を捻出するため、宮崎で実施した巨人との練習試合(2月
21、22日)を有料にしようとしたが、練習試合の有料化はWBC主催者側との契約に入っ
ておらず、断念。球場の駐車料金に数百円を上乗せする案も、宮崎県の条例を変えなければな
らず、あきらめざるを得なかった。
そこで、当初より注目されることになったのが、1次ラウンドの1位チームに与えられる3
0万ドル(約2940万円)のボーナス。第1回大会と同様、賞金を選手と折半することにな
れば、15万ドル(約1470万円)がNPBに入る。続く2次ラウンドも1位なら、さらに
40万ドル(約3920万円)のボーナス。これらは事前の計算には入っていなかったため、
文字通り貴重なボーナスになる。
昨年5億8000万円の赤字を出したNPBとしては、昨年なかったWBCでの赤字上積み
は避けたいところ。きょう7日の試合に勝てば、米国で行われる第2ラウンドへの進出が決ま
る“侍ジャパン”だが、進出チーム同士が9日に行う1位、2位の順位決定戦も、消化試合と
はいえなくなってきた。