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「オーストラリア」に主演するヒュー・ジャックマン 母国舞台に「愛と冒険」
1940年代の激動の豪州で繰り広げられる、愛と冒険に満ちた壮大な物語
「オーストラリア」が公開中だ。主演のヒュー・ジャックマンは「どんな役でも
構わないから出演したいと思った作品」と語る。
(中略部分は>>2)
この作品の監督のバズ・ラーマンも、ヒロインのキッドマンも、豪州出身。
世界に羽ばたいた才能を結集させて作った、母国が舞台の作品だが、気負い
はなかったよう。「正直なことを言えば、この作品が『ケニア』だったとしても
構わなかった」と真顔で言う。「僕にとっては、バズという監督と仕事ができると
いうだけで十分魅力的に思えた。彼は僕にとって最も偉大な監督の一人だから」
笑いで始まり、感動で終わるスタイルは、ラーマン監督作ならではの味わい。
「最近は、市場調査によって映画のジャンルの細分化が進んでいる。けれど
もこの映画は、コメディーあり、アクションあり、冒険あり、ドラマあり。かつての
大作映画ってこんなふうに、家族全員で出かけていっても、みなが何かしら
楽しみを見つけられるものだったはず。バズはそういったことを再構築して
みたかったんじゃないかと思う」
さまざまな要素を演じるのは、俳優としても喜びを感じたという。「4作品を
いっぺんに作っているような感覚だった」。ロケ撮影は大陸の奥地、むき出しの
自然の中で行われた。「肉体的にはきつかった。どこからも遠く、しかも暑い。
でも、また休暇で行ってみたいと思えるような場所だった。役作りのために
1年間、乗馬の訓練も重ねたけれど、それも楽しかった」
日本軍のダーウィン侵攻の場面もある。そのことに話が及ぶと、丁寧に語り
始めた。「激動の時代の豪州は、あくまでも物語の背景。あの場面でバズが
描く本当にショッキングな悪は、当局が、目標となった島にアボリジニの人を
置き去りにしたということ。本当の悪が浮き立つように日本軍侵攻が描かれて
いるのだと思います」
スターの華やかさと同居する誠実な人柄が言葉の端々ににじんだ。
ソース:読売新聞(2009年3月6日)
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