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80年代サウンドが復活
2009年3月5日
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レンタルCDが普及する以前、FMラジオをエアチェックしていた人も多いだろう。1日に開局40周年を迎えた
NHK―FMは、クラシックや純邦楽のほか、先端のポピュラー音楽を発信してきた。いま、80年代を中心に
こだわりの選曲で人気を博したポピュラー音楽の名物番組が復活している。(西正之)
「サウンドストリート」(サンスト)は78~87年、平日の午後10時台に放送されていた。坂本龍一、
山下達郎、佐野元春、甲斐よしひろらミュージシャンや音楽評論家の渋谷陽一が日替わりで出演。
個性的な選曲や語りで支持を集めた。坂本の回には、リスナーが作ったデモテープの特集コーナーがあり、
槙原敬之やテイ・トウワら、後のスターも参加していた。
今、音楽評論家の萩原健太を案内役に、20回分を4週にわたり午前0時から再放送中だ。NHKには
音源が保存されておらず、自身で保存していた佐野の回以外は、リスナーがエアチェックしたテープを集めた。
佐渡岳利チーフプロデューサーは「各DJが自身の感性に引っかかった音楽を紹介し、リスナーにとって
発見の場だった」と話す。一部はNHKのサイト「青春ラジカセ」で聞ける。
「サンスト」に続く、午後11時台の名物番組が「クロスオーバーイレブン」。ミニドラマの朗読を挟み、AORや
クロスオーバーミュージックなどの洋楽を流していた。78年から23年続き、ナレーターには石橋蓮司らのほか、
津嘉山正種が20年近く務めた。こちらはエイベックスがCD10枚組みのセットとして発売を準備している。
選曲を担当していた音楽評論家の小倉エージは「当時は音楽番組がジャンルごとに細分化していた。
そんな中でジャンルにこだわらず、ヒットチャートには上らなくても良質な音楽を紹介することを目指した」と話す。
90年前後から、大都市を中心に民放FMが続々開局。「終盤は地方のリスナーを意識するようになっていた」と振り返る。
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