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夏季の3、4試合は「夏祭り」とし、浴衣を着た来場者にプレゼントを用意、
飲食店のメニューにマンゴーを使用するなど工夫を凝らしている。
山形は、幅広い年齢層を意識した集客対策を実施している。9月の敬老の日には、
『1枚のチケットで、60歳以上のシニアと子どもを含めた5人まで入場可能』
というファミリー客を意識したキャンペーンを行った。広報担当の新野安子さんは
「家族そろってきてもらうことが狙い」と話す。そのほか、『女性客なら、1枚の
チケットで2人まで入場可能』『大学生は1人でも5人団体でも2500円』という
格安キャンペーンを実施したこともあるという。
Jリーグは「欧州などの観客の年齢層はもっと高く、それほど悲観していない」というが、
リーグ全体でファンの平均年齢が上がり、若年層のファン離れに歯止めがかからないのが現状だ。
千葉、山形ともに、地域に密着したやり方で集客の策を練っている。
首都圏、地方で異なるファン層をターゲットにした対策が功を奏した形だ。
Jリーグ発足当時の“サッカー景気”は過ぎ去り、厳しい時代を迎えている。
2月4日に東京・国立競技場で行われた日本代表-フィンランド戦の観客動員は3万4532人だった。
約5万人収容可能な会場としてはイマイチの客入りで、W杯アジア最終予選を戦う日本代表ですら、
集客に苦戦する実態が浮かび上がった。クラブを取り巻く環境は輪をかけてシビアだ。
それだけに、特色を生かしたオリジナルの戦略で生き残りをはかることを強いられている。