【文芸】村上春樹氏、エルサレム賞授賞式で見せた素顔…家族への思いを吐露、地元紙にはインタビュー嫌いの理由も[03/03]at MNEWSPLUS
【文芸】村上春樹氏、エルサレム賞授賞式で見せた素顔…家族への思いを吐露、地元紙にはインタビュー嫌いの理由も[03/03] - 暇つぶし2ch1: ◆kyaku/V3ok @自由席の観客φ ★
09/03/03 22:03:18 0
 作家の村上春樹氏(60)が2月、イスラエル最高の文学賞「エルサレム賞」を受賞した。
昨年末から3週間続いたイスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ攻撃で約1300人が
死亡し、その後も断続的な交戦が続くさなかのことだ。授賞式のスピーチは村上氏が
戦争と個人のかかわり、そして家族への思いを吐露するまれな機会となった。

 村上氏はイスラエルで最も有名な外国人作家の1人だ。当地では授賞式を前に、日本の
パレスチナ支援団体が「ガザ攻撃に抗議して辞退すべきだ」と要求していたことも報じられ、
スピーチは大きな注目を集めた。

 登壇した村上氏は、授賞式への出席が「圧倒的な軍事力の行使を選んだ国(イスラエル)
を支持した印象を与えないかと自問した」と告白した。戦争を生むシステムを「壁」にたとえ、
本来は人間を守るべき「壁」が、時には人間を組織的殺人に導くと警鐘を鳴らした。ガザ
紛争でイスラエル軍が使った「爆撃機や戦車」、ガザ民兵が放った「ロケット弾」は共に
「高くて堅固な壁」であり、戦闘で犠牲となった民間人は、壁にぶつかってつぶれる「卵」に
過ぎないが、互いの個性を認め合い、魂を寄せ合うぬくもりの中から「壁」に対する勝利の
希望が生まれると訴えた。「私は常に卵の側に立つ」という発言は、中東紛争の中心地で、
人間性に強い信頼を寄せるメッセージだった。

 演説では、昨年90歳で亡くなった父親にも触れた。中国に出征経験があり毎朝、仏壇の
前で敵、味方の区別なく冥福を祈っていたという。その背中を通じて感じた死者の存在が、
「私が受け継いだ最も大切なものの一つ」と述べた。

 比喩(ひゆ)に満ちた演説には戸惑いもあったようで、イスラエル紙エルサレム・ポストは、
「彼の特徴である曖昧(あいまい)さを持って、受賞理由を説明した」と評したが、反応は
おおむね好意的だった。

 村上氏は授賞式に押しかけた報道陣への戸惑いを隠さず、演説後はファンのサイン要求
に応じつつ、無言で退室した。ただ、イスラエル滞在中はリラックスした様子で、珍しく地元紙
のインタビューに応じ、素顔をのぞかせた。

>>2に続く)

ソース:読売新聞(2009年3月3日)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)


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