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サッカーＪ１浦和の元日本代表ＦＷ高原直泰（２９）が２月２８日にさいたま市内で乗用車
を運転中、自転車に乗った男性（２４）と衝突事故を起こしていたとクラブが１日、発表した。
男性は左足中指を骨折する全治６週間のけがを負い、高原にけがはなかった。
浦和署によると事故があったのは、さいたま市浦和区元町２丁目の信号のない交差点で、左
から一方通行の市道を自転車で走ってきた同市内の男性と出合い頭に衝突した。１日に会見し
た高原は「けがをさせてしまった方に申し訳ない。１日も早い回復をお祈りしています」と謝
罪。クラブは高原に対し、厳重注意処分を下した。
近年、浦和は選手、スタッフの自動車運転中の事故が相次いでいる。２００４年にはＦＷ永
井雄一郎が居眠り運転で信号柱に衝突。昨年は３件。オジェック監督が運転中に自転車と衝突。
ＤＦ内舘秀樹とＤＦ堤俊輔も、人身事故を起こした。
事故を起こした当事者はその後、いずれも不遇な経過をたどっている。永井はその年は活躍
したが、今季は自ら志願して清水に移籍。オジェック監督は、成績不振によりリーグ開幕２試
合で解任。内舘は戦力外通告を受けて、現役引退。堤は事故を起こしてから控え組に…。７日
にはＪリーグ開幕。高原には、何とも間の悪い、不吉な事故となってしまった。