09/02/28 10:50:42 0
「イチローのサインが欲しいんだけど、もらえてないんだ。何とかならないだろうか。
彼はサインを頼めばくれるのかな」
この日の試合前、豪州代表のある選手が日刊ゲンダイ本紙記者にこう懇願してきた。
別の選手も日本の関係者を見るたびに、イチローのサインをねだっていた。
イチローの打撃練習が始まると、三塁側の豪州ナインはそろってウオーミングアップを中断。
イチローの練習を凝視して、アップどころではなかった。
その後、イチローが練習を終えてベンチに戻ってしまうと、ナインはこのままではサインが
もらえないと大慌て。今度は豪州代表の中で唯一、イチローと親交のある元マリナーズの
スネリング外野手に「何とかならないか」とお願いしたから、
スネリングも苦笑いを浮かべるしかなかった。
豪州代表を率いるJ・ディーブル監督も、試合より「本業」で大忙しだった。
ディーブル監督は現在レッドソックスの環太平洋スカウト。松坂獲得にもかかわったそうで、
アジア選手の発掘に目の色を変えている。中でもお目当ては「メジャー志望の日本人選手」。
試合前から「日本にはいい選手がたくさんいるね。いろいろな選手が見られてうれしいよ」と、
日本代表の「品評会」を楽しんでいる様子だった。
同監督は現在、韓国人の有力外野手との契約が大詰めを迎えているという。
その選手の憧れの存在が松坂とあって、同監督は試合前、「マツザカはどこにいる。
どうしてもこのバットにサインをしてもらいたい」と関係者に要請。日本代表の練習が終わると、
真っ先に日本ベンチへ足を運んで松坂と接触。韓国人選手への手土産をゲットした。
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