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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では投手に球数制限が設けられる。
1次ラウンドで70球、2次ラウンドでは85球、準決勝と決勝は100球まで。
日本代表の投手陣13人の役割分担には、このルールが色濃く反映されている。
先発3本柱は松坂(レッドソックス)、ダルビッシュ(日本ハム)、岩隈(楽天)。
完投がまず望めない状況で、先発に求められるのはストライクを先行させる制球力。
勝負どころでじっくりと駆け引きするケースもあるが、長いイニングを投げるには打たせて取る、
早めに追い込むことも必要になる。制球を乱す四球の連発は、絶対に避けなければならない。
3本柱以外の投手は救援に回る。所属チームで救援を専門とするのは藤川(阪神)、
山口(巨人)、馬原(ソフトバンク)の3人。
残る涌井(西武)、内海(巨人)、田中(楽天)ら各球団のエース格7人は、
先発を救援する「第2先発」やワンポイント救援などさまざまな役目を担う。
これまでの練習試合や強化試合でも球数制限を念頭に置いた継投もあったが、
「難しいことが分かった」と山田投手コーチ。投手交代を決断する原監督も
「ルールの中で、最も意識しなければいけない点」と認める。
準決勝で30球以上投げた投手は決勝に登板できない、という登板間隔規定もある。
投手起用に限れば、WBCでは普段と違う野球を強いられる。救援陣はどんな場面でも登板する
心構えと準備が必要。
首脳陣はブルペンとの連絡を密にし、調子と球数を考慮しながら、交代のタイミングを探ることになる。
(了)
(2009/02/25-15:43)時事通信
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画像:強化試合で捕手の城島(右)らと言葉を交わす山田投手コーチ(中央)。
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