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オーストラリア代表は点よりサインが欲しい
●選手はイチロー、監督は松坂の追っかけ
「イチローのサインが欲しいんだけど、もらえてないんだ。何とかならないだろうか。彼は
サインを頼めばくれるのかな」この日の試合前、豪州代表のある選手が日刊ゲンダイ本紙
記者にこう懇願してきた。
別の選手も日本の関係者を見るたびに、イチローのサインをねだっていた。イチローの
打撃練習が始まると、三塁側の豪州ナインはそろってウオーミングアップを中断。イチロー
の練習を凝視して、アップどころではなかった。
その後、イチローが練習を終えてベンチに戻ってしまうと、ナインはこのままではサインが
もらえないと大慌て。今度は豪州代表の中で唯一、イチローと親交のある元マリナーズの
スネリング外野手に「何とかならないか」とお願いしたから、スネリングも苦笑いを浮かべる
しかなかった。
豪州代表を率いるJ・ディーブル監督も、試合より「本業」で大忙しだった。ディーブル監督
は現在レッドソックスの環太平洋スカウト。松坂獲得にもかかわったそうで、アジア選手の
発掘に目の色を変えている。中でもお目当ては「メジャー志望の日本人選手」。試合前から
「日本にはいい選手がたくさんいるね。いろいろな選手が見られてうれしいよ」と、日本代表
の「品評会」を楽しんでいる様子だった。
●失策、ボーンヘッドで完敗も納得
同監督は現在、韓国人の有力外野手との契約が大詰めを迎えているという。その選手の
憧れの存在が松坂とあって、同監督は試合前、「マツザカはどこにいる。どうしてもこの
バットにサインをしてもらいたい」と関係者に要請。日本代表の練習が終わると、真っ先に
日本ベンチへ足を運んで松坂と接触。韓国人選手への手土産をゲットした。
この日、京セラドーム大阪を訪れた日本の報道陣は約260人だったが豪州からは何と
ゼロ。オーストラリア野球連盟の職員は「試合の内容と結果は我々職員がプレスリリース
として本国のメディアに送ります。オーストラリアからは(記者が)誰も来ていませんから。
それにしても、日本の報道陣はすごいですね」と目を丸くしていた。
続く