09/02/24 12:11:12 0
2月16日から宮崎でワールドベースボールクラシック(WBC)のキャンプがはじまったが、テレビも
新聞もこの話題で持ち切りだ。見物の人出も、連日4万人を超す騒ぎらしい。
アメリカではこの騒ぎが理解できず、ニューヨークタイムズ紙などは、アメリカ代表がそろって練習
するのは3月2日以降なのにと首をひねっているらしい。また、アメリカの多くの選手は大会が
シーズンへの準備を妨げると思っていて、昨シーズンの大リーグの20勝投手は4人とも大会に
参加しないと報じているという。
そもそもこの大会は、アメリカでは世界一決定戦などとはとらえられていない。バファローズ取締役の
マリヨン・ロバートソン氏によればこうだ。
「WBCはベースボール発展のための興業であり、ある意味オールスターゲームのようなエキシビション
ゲームととらえているファンや関係者は多い」
それを裏付けるように、スポルティング・ニュース誌がアメリカ人に優勝国予想アンケートをおこなった
ところ、アメリカという予想は32パーセントだったが、それを上回る33パーセントが「知ったことでは
ない」と答えたという記事が1月の新聞に出ていた。大会に対する大リーグの選手たちの気持も
知れようというものだ。
では、日本の選手たちはなぜアメリカの新聞が首をひねるほど張り切っているのだろう。
ダルビッシュのような若い選手が張り切るのはよく分かる。ダルビッシュに限らず、若い代表選手の
多くは、近い将来大リーグに行くことを視野に入れているだろうからだ。そういう選手にとっては、
WBCはもっとも手っとり早い売り込みの機会なのである。
しかし、もうそんなことをする必要のないイチローまでが大真面目に張り切っているのはなぜなのだろう。
アメリカにいてアメリカの白けた空気を誰よりもよく知っているはずなのに、「ザ・パフォーマンス」などと
いって誰よりも目立つ動きをしている。
アメリカで絶賛されていたイチローが、チームプレーヤーではないとか、リーダーシップがないと、
アメリカの新聞記者や同僚選手に批判されるようになったのは去年あたりからだ。>>2に続く
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