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鹿児島・指宿合宿中の浦和は18日、指宿市内で韓国Kリーグ浦項と練習試合を
行い3―0で快勝した。フォルカー・フィンケ監督(60)は今季これまで右サイドバック
に固定してきたDF平川忠亮(29)を左で起用。右サイドバックに本来はボランチの
MF細貝萌(22)を配置して人材不足に苦しんでいたサイドバックの穴を埋めた。
チームは今季練習試合7戦全勝で、3年ぶりのV奪回に向けた布陣が固まってきた。
始動から7戦目となる練習試合で、フィンケ監督が大胆采配を見せた。今季は
右サイドバックに固定してきた平川を左で起用。右サイドにはルーキーの高橋を
抜てきした。右サイドが機能しなかった前半を無得点で終えると、後半は本来は
ボランチの細貝を右サイドバックに配置。後半は攻守に安定感ある試合運びで、
原口、エジミウソン、林にゴールが生まれた。
昨季まで左右両サイドで起用されてきた平川は「今季は1度も左をやっていな
かったので、(浦項戦も)右だと思っていた。でも長年やっているので大丈夫」と
問題なしを強調。アップ中に右サイドバックに入るよう指示を受けた細貝は「ボラ
ンチで出るつもりだったので驚いた」と振り返った。サイドバックは昨年11月23日
の清水戦以来だったが、安定したプレーを披露。07年Kリーグ王者で今季ACL
にも出場する浦項に快勝できたのは、両サイドバックの貢献度が大きかった。
今オフに左のスペシャリストの相馬がポルトガル1部マリティモに移籍。故障続き
の三都主は開幕戦に間に合わせるのは厳しい状況で、今季左サイドには永田、
野田ら主にルーキーが起用されていた。それだけに最大の懸念材料だったサイド
バックで細貝、平川の起用にメドが立ったことは大きな意味を持つ。
これで今季練習試合は7戦全勝。フィンケ監督は「満足することは一切ないが、
チームの成長を考えるといい方向に進んでいる」と手応えを口にした。3月7日の
鹿島との開幕戦まで17日。フィンケ・レッズの3年ぶりのV奪回に向けた青写真が
見えてきた。
ソース
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