09/02/15 08:30:12 0
この時期になると、株価が大暴落する-という説が流れる。ヘッジファンドの
45日ルールが要因となり、昨年は15日、今年は13日がXデーだったが、
何事もなく終わって、まずはひと安心だ。
噂は噂にすぎない。ただし、きょう宮崎へ終結するWBC日本代表の
「あれで連覇はなくなった」というファンの噂は説得力がある。その要因が
名称の「侍ジャパン」。チーム発足と同時に、ロゴマークとともに正式発表された。
なぜ、ストレートに日本代表とは呼ばないのか。逆に日本=サムライの発想は、
あまりに稚拙というしかない。
サッカー・日本代表は、サムライを冠して大失敗を演じている。2006年
ドイツW杯へ出場するジーコジャパンへ別の愛称をつけようと、協会職員に公募し
「サムライブルー」が採用された。ただ、サポーターの間からも評判が悪く、
肝心の成績も1次リーグで敗退。「野球界はいつもサッカーのマネばかり」と、
ある協会職員は皮肉ったが、それも苦い思い出があればこそだ。
もっとも原監督は「日本の野球道には武士道が入っている」と話し、
ヤクルト・青木も武士道を読破するなど、関係者だけには評判が良さそうだが、
一般人からすれば、この単純さにはついていけないとなる。
作家の井上尚登さんは「去年のNPBのスローガンだった野球力とか、
いったい誰が考えて堂々と発表しているのでしょうか。野球界はセンスが…」
と首をひねった。さらに「侍なら侍らしくですよ。特にネックレスが見えるとか、
ああいう所が興ざめですね」とも。複雑な現代だからこそ、スポーツは
シンプルに楽しみたい。侍ジャパンと関係者が強調すれば、ファンの熱が冷めていく。(青木政司)
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