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レイズ・岩村、豪華パートナーと最終調整
盛り上がった筋肉が、このオフの充実ぶりを物語っていた。
都心でも気温２０度を超える陽気に恵まれたバレンタインデー。
神宮室内での自主トレを打ち上げた岩村のもとに届いた贈り物は、
女性ファンのチョコレートだけではなかった。
「亀梨君は野球大好きだからね。おれにとっても彼（亀梨）にとっても良い時間だった」
午前１０時から始まった練習は華やかなムードに包まれた。
キャッチボールの相手、ＫＡＴ－ＴＵＮの亀梨とはテレビ番組で知り合った。
イケメンの弟分は芸能界有数の野球好き。小学校６年生のときには、
江戸川区選抜で軟式の世界大会に出場したほどの実力を持つ。
岩村が二塁、亀梨が遊撃の守備位置に入っての併殺の練習、亀梨への打撃指導などで前座が終了。
「貴重な経験でした。ＷＢＣは（テレビに）食いついて楽しみたい。勲章もできました」
と手にできたマメを見せながらさわやかに笑った弟分に、大リーガーの実力を見せつけた。
所属事務所の先輩、黒木氏に打撃投手を務めてもらったフリー打撃。
直球にカーブなどを交えて投げ込む黒木氏の球を打ち返した。本番さながらのスイング。
捕手の後ろで見守った亀梨だけではなく、招き入れた約３０人のファン、
通りかかった（？）ヤクルトのマスコット・つば九郎もうなる６９スイングだった。
「ジョニー（黒木氏）の球にもついていけた。いい目慣らしになった。
（気持ちが）あまり高まらないように気をつけている。皆、抑えるのに必死だと思うよ」
１６日の代表合宿初日に備え１５日に空路、宮崎入り。
亀梨から、ジョニーから、日本の熱い期待を受け取った岩村の目が鋭さを増した。
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