09/02/13 14:10:00 0
放映権料ディスカウントのウワサ
Jリーグ全試合の放映権を持っている「スカパー!」が6日、記者会見を行った。
スカパー!は07年、5年・年30億円の大型契約をJリーグと結んだ。前年度までは
「NHK20億円、TBS13億円、スカパー!12億円、TBS以外の民放と地方局が
4億円」だった。ところがNHKとTBSが「次年度から放映権料を半分しか出せないと泣きついた」
(サッカー記者)こともあり、スカパー!がメーンの契約先となった。
「07年2月、Jリーグは10年までに年間入場者数を1100万人まで増やす《イレブンミリオンプロジェクト》を
打ち出した。増加分の入場者の数%が《サッカーセット》に加入すれば元は取れるとソロバンを
はじいたのです」(放送関係者)
しかし、08年は前年の888万人を上回る913万人と過去最高を更新したものの、
J1の平均入場数は「前年比197人増」に過ぎなかった。
「大型契約の前にスカパー!でJリーグを見ていたのは約30万世帯といわれており、
以降の新規契約は微々たるもの。スカパー!は放映権料以外に制作費、人件費など
“放映権料と同額”のカネをつぎ込んでいる。内部では“違約金を払ってでも
Jリーグとは手を切るべし”の声が噴出し、役員会でも何度も紛糾した」(前出関係者)
結局「09年度分は年20億円に値切った」(消息通)といった噂も流れる中、
会見でスカパー!側は「サッカーは人気コンテンツ。新契約者を掘り起こし、
Jリーグの入場者数増加にもつながればうれしい」とコメント。表面上は、
Jリーグとの“蜜月関係”を強調した。
「スカパー!は、昨年12月に《10年南アW杯CS放映権を獲得した》と発表。
サッカー界では“これから先、Jリーグと縁を切って、その資金をW杯に回す”と
もっぱらです」(前出関係者)
08年のJリーグ入場者の平均年齢は、37.4歳と07年よりも0.9歳上昇。
若年層から完全にソッポを向かれ、「913万人の内訳は中高年層のリピーターばかり。
しかも、実数は100万人いるかどうか」(前出関係者)という。
ジリ貧同士のJリーグとスカパー!が共倒れする日も近い。
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