09/02/11 22:40:02 0
サッカーの2010年W杯南アフリカ大会への大一番、日本-豪州戦。
前回ドイツW杯で逆転負けを喫した相手との再戦とあって、会場の日産スタジアムは6万5571人の大サポーターで埋まった。
ただ、この試合のように、チケットが前売りの段階で完売したことが最近では異例で、空席が目立つ試合は少なくない。
日本協会はかつての“殿様商売”を改め、あの手この手の集客作戦を展開するが、思うような成果は得られていない。
(中略)
日本協会は昨年度、代表関連事業収入が見込みを約7億円下回った。
今年度も予算約178億円のうち、同収入で約49億円を見込んでいる。いわば営業上のトップ商品で、観客減を手をこまねいてみているわけにいかない。
日本協会が実施している観戦者調査では、Jリーグ同様、ファン層の高齢化が進んでいるとの結果が出た。
新たな若いファンを開拓できていない表れで、危機感を募らせる協会は
「黙っていてもチケットが売れた時代は終わった」(田嶋幸三専務理事)と、10月に広報委員会を設置。
外部の有識者も招き、さまざまな対策を練り始めた。
ひとつは親善試合の地方開催。
代表戦は4万人ベースで予算を組んでいるため、02年日韓W杯以降4万人以上収容のスタジアムでのみ開催してきたが、この条件を緩和。
先月のアジア杯最終予選イエメン戦では、初めて熊本にある収容3万2000人のスタジアムで開催した。するとスタンドは超満員。
「地方ならまだニーズがある」(協会関係者)と、地方開催については強化の妨げにならない限り、今後も柔軟に対応していくという。
(中略)
18、22年W杯の日本単独開催招致が実現すれば、再び代表ブームが起こるのは間違いないが、まだ先の話。
協会は「観客増の特効薬があれば、とっくにやっている。地道にPRしていくしかない」と話す。
最大の良薬は岡田ジャパンの快進撃とスター誕生なのだが…。
サンケイ:URLリンク(sankei.jp.msn.com)