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テコンドー女子で３大会連続五輪に出場した岡本依子（３７）が８日、
東京都内で記者会見し、現役引退を正式に表明した。競技の普及活動に
専念する意向で「今まで受けたサポートを、わたしがやって恩返ししたい
気持ちが強くなった」と話した。
２０００年シドニー五輪の６７キロ級銅メダリスト。０４年アテネ五輪は、
国内統括団体の分裂で出場が危ぶまれたが、世論の盛り上がりが
後押しして個人資格の特例で出場。昨夏の北京五輪は、テコンドー女子の
最年長選手として出場したが、１回戦で敗れた。
岡本は、アテネの際に集まった１０万人近い署名について触れ、
「自分の力だけでは、選手を続けられなかった。今後は人の役に立てる
人間になりたい」。全国を回って指導を行うことなどを計画しているという。
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