09/02/05 14:22:56 0
「中田よりは上ですよ」と横浜高校の小倉清一郎部長が笑った。
巨人のドラ1・大田泰示のことである。昨年の日本ハムのドラ1・中田翔と同じ
広島出身。中田が高校通算87本塁打なら大田は65本。高卒スラッガーを比較しての話だ。
小倉部長は高校生を見る目に定評がある。昨年は中田を「内角が打てない。1年間はダメ」と断言した。
では、大田はどうか。同じ神奈川県で大田の出身・東海大相模とはライバル校。
直接対決もあり、大田を分析し裸にしていた。「2年まではウチの土屋が三振を取っていた。
大した打者ではなかった。それが3年になって急に良くなった。ボールを打たなくなった。
打てる球を待つようになった。それと打球の方向が変わってきた。左へ引っ張れるようになりました」
これは「ハートが強くなり、技術が進歩したということです。ボールを待つ忍耐力がついた。
技術的には腕がうまくたためるようになって、バットが内側から出るようになった」からで
「高校生には難しいこと」なのだそうである。
では1年目から期待してよいのか。大田はゴジラの背番号「55」を継いだが、「そりゃ松井と比較しちゃ
イカンです」と、部長が手を振った。
「松井のほうがはるかに上でした。打球の速さ、飛距離、瞬発力、スイングスピードが違う。
ここ20年では清原と松井が横綱。大田は大関から関脇クラス。大田はすべてにおいて、
まずプロのスピードに慣れるのが先決。守備は、送球がシュート回転する難もあるが、
清原よりはうまい。日本ハムの中田よりも上ですが、まあ1年間は下で鍛えるべきでしょうね」
URLリンク(gendai.net)