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出口の見えない大不況が全米最大のスポーツイベント、プロフットボールNFLの王者を
決めるスーパーボウル(2月1日)にも異変をもたらしている。
もちろん、開催地のフロリダ州タンパは早くもスーパーボウル一色。出場チームのスティーラーズ、
カージナルスのジャージーを身に着けたファンが闊歩(かっぽ)する姿は例年通りだが、
不況は水面下で影響を及ぼしている。
AP通信によれば、コンサルティング会社などがまとめた予想で、ことしのスーパーボウルが生み出す
直接的な消費額は、例年より約20%少ない1億5000万ドル(約135億円)にとどまる見通し。
地元の主催委員会も資金調達の見通しを下方修正した。
毎年恒例の「スポーツ・イラストレーテッド」誌などによるパーティーもことしは中止。
時には数十倍の値がつく「プラチナチケット」として知られる入場券も、一部が額面を
下回る値段で出回るなど、これまた異例の事態が生じている。
30秒で300万ドル(約2億7000万円)といわれるテレビ中継のスポットCM枠も、
経営危機に陥ったゼネラル・モーターズ(GM)などが撤退し、まだ売れ残りがあるという。
温暖なタンパでのお祭り騒ぎに水を差す、不況の寒風。関係者は「たとえNFLや
スーパーボウルといっても、経済の影響は免れない」と話している。
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