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日本スケート連盟にとって、約2年半前の不正経理問題で
大きくイメージダウンした人物の国際大会派遣を認める決断は簡単ではなかった。
城田元強化部長は刑事罰に問われておらず、昨年2月に活動自粛を解かれてからは
個人資格で国際大会のジャッジも務めていたが、今回は強化現場への復帰で意味合いが異なる。
伊東秀仁フィギュア委員長によると、1年後に迫った五輪でメダル獲得を狙う
男子の織田、女子の村主章枝(avex)らが、城田元強化部長のスタッフ入りを直訴した事実が背景にある。
伊東委員長は「過去の実績があり、織田や村主の復活の支えになってきた」と説明した。
前回のトリノ五輪まで3大会連続でフィギュアの監督を務め、トリノで金メダルに輝いた荒川静香も育てた元強化部長に
代わる人材が育っていないことも大きな要因だ。
林泰章会長代行は「世論もある。結果が駄目ならたたかれることは百も承知。
ただ、選手が直訴してきたことは過去になく、五輪も見据えて選手が最高の演技をするため、
連盟としては重く受け止める必要があった」と打ち明けた。
組織としての体裁よりも現場の意見を優先し、不退転の決意で五輪に臨むことになる。
ソース:スポニチ
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