09/01/19 23:13:43 0
全日本野球会議の指導者講習会が17日、千葉・幕張メッセで開かれ、
前ヤクルト監督の古田敦也氏(43)が、アマチュア野球の指導者を前に、
1時間あまりの講演を行った。「指導者に求められるもの」というおカタい
テーマだったが、ユーモアを交えて選手時代の経験談も披露し、会場の笑いを誘った。
古田氏が仕えた指導者として真っ先に思い浮かぶのは、現在は楽天を率いる
野村克也監督。ヤクルトに入団した1990年から9年間にわたって捕手としての
教えを受けた。その厳しい指導はよく知られるが、若かりしころの古田氏は、
あまりの厳しさに“イップス”になりかかったそうだ。
「試合の大事な場面で間違ったサインを出して打たれると、ベンチでお説教です。
打たれた後は本当にベンチに戻りたくなかった。これが続くとサインを出せなくなるわけです。
おれのサインひとつで勝敗が決まってしまうのかと、怖くなる。パニックになるわけです。
それで困ってしまって、あるときにどうしようかなと、ベンチにいる野村監督の方を
見て助けを求めました。そうしたら、監督は何かメモを書いている。この忙しいときに
何してるのかなと。別の試合でも助けてもらおうかと思ったら、また、メモを書いている。
そんなことが続いたので、(メモを書いている)監督を見た後、ピッチャーにサインを
出すタイミングでもう1回監督を見たんです。そうしたら、ちゃんとこっちを見ている。
それで目をそらすわけです(笑い)。監督も何を投げさせたらいいのか、
わからなかったみたいなんですね。そのときに、監督も打たれた後の結果論で
怒ることもあるんだ、監督も神様じゃないんだと、何か急に気持ちが楽になりましてね。
それからは、ピンチを迎えても『よっしゃ、抑えてやろう。何とかしてやろう』と積極的になれて、
ピンチを楽しめるようになりました」
>>2以降に続きます
URLリンク(sankei.jp.msn.com)