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サッカーJ2・ヴァンフォーレ甲府の来季のメーンスポンサーは、昨季2番手だった精麦業
「はくばく」(増穂町)が3年ぶりに復帰し、社名がユニホームの胸に再び刻まれることになった。
大手医療機器メーカー「ニプロ」(大阪市)が契約を打ち切ったことを受けた措置。
景気悪化の影響で、大口顧客が現れないことに加え、小口の撤退も相次ぐ見通しで、
クラブは厳しい運営を強いられそうだ。
はくばくは2001年からJ1に昇格した初年の06年までメーンスポンサーを務め、
ユニホームの胸に社名を入れていた。メーンスポンサーをニプロに譲った07、08年は
2番手スポンサーとなり、社名は背番号の上に移った。昨季のスポンサー契約額は
約8000万円。
昨秋、メーンスポンサーのニプロの撤退が明らかになり、クラブは大口のスポンサーを
探していた。しかし、景気悪化を背景に名乗りを上げる企業は見つからず、はくばくを
格上げすることになった形だ。
ニプロの昨季の契約金額ははくばくの2倍以上の約1億7000万円。
はくばくはメーンスポンサーとなっても契約金額をニプロと同等の額まで引き上げるのは
難しいと見られ、クラブ側は同社に微増を求めて最終調整に入っているという。
はくばくの長沢重俊社長は「不況でどこの企業も大変だと思うが、こういうときこそ
クラブを精いっぱい支えたい」と話している。
ユニホームに社名を掲げている「ユニホームスポンサー」は例年3社。
昨年袖とパンツにロゴを入れていた3番手の半導体製造装置メーカー「東京エレクトロン」
(東京都港区)が2番手に格上げされ背中スポンサーとなる見通しで、3番手は現在、
交渉中という。
ニプロの契約金額はクラブの営業収入の約1割を占めていたうえ、小口のスポンサーも数社、
撤退を予定しており、1億円以上の減収が見込まれている。このため資本金を拠出している県に
職員のサポーター加入を呼びかけるよう要請するなどしている。
クラブを運営するヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの海野一幸社長は18日の記者会見で
来季は試合数が増えることを踏まえ「今年はサポーター収入が生命線になる」といっそうの
応援を呼びかけた。
ソースはURLリンク(www.yomiuri.co.jp)