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一挙に5調教師「廃業」 美浦、馬房余る!
美浦トレセン所属調教師の5人が2月末で勇退することが、15日までに明らかになった。理由はさまざまだが
事実上の廃業。景気低迷、馬主減少の影響が、美浦の成績下位調教師を直撃した格好だ。
70歳定年前の調教師が一度に5人も辞めるのは前例がない。
このままだと、きゅう舎の新年度となる3月1日に美浦トレセンは馬房が余る。辞める5調教師は
計80馬房を管理。昨年12月に死去した西塚安夫元調教師の20馬房と合わせ新たに空くのは100馬房。
新規開業の3調教師、現在20馬房未満の調教師をすべて20馬房(メリット制度で削減された調教師を除く)
としても、24馬房が余るという異常事態だ。
また、きょう16日締め切りの定期貸し付け馬房申し込み申請で、馬房を一部返上する調教師が
複数と予想されている。そうなれば余剰馬房はさらに増える。振り分けには調教助手、きゅう務員の
移動も伴う。余剰分をどう処理するか、調教師会の関東本部上層部は困惑を隠し切れない。
ある調教師は「下級条件馬が簡単に出走できない規定が問題.。だから個人馬主が次々とやめたと思う.。
トレセン在きゅう期間に応じて出走馬を決める方式に変えるのが急務。そうすれば個人馬主が楽しめ、
中小牧場の経営安定にも寄与するはず」と指摘する。JRAは1年の期限付きで臨時貸し付けする案を
内々に提示.。だが、来年は廃業者が出ない保証はないし、実施すればメリット制度は有名無実となる。
急場しのぎでしかない。東西の年間勝利数が逆転したのが88年。20年以上も西高東低が続く。
それは現場の問題と看過してきたJRAの指導力も問われることになりそうだ。
ソース:2009年1月16日付中日スポーツ第5版14ページより書き起こし