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新春の海で日本古来の泳法を披露する「新春初泳ぎ大会」がこのほど、
高松市浜ノ町の大的場海岸であった。高松に伝わる日本泳法「水任流」の
保存会(松平頼武会長)のメンバーや一般参加者ら計約30人が参加、
寒い中瀬戸内海を悠々と泳いでいた。
保存会が毎年主催し今回30回目。水任流は旧高松藩主の松平頼重が
藩士に武芸の一つとして水泳の修練をさせたことが始まり。左右の足で
甲と裏をそれぞれあおって進む泳ぎ方が特徴で、高松市無形文化財に
指定されている。
この日の気温は9度、海水温は11度で平年並み。保存会のメンバーが
6種類の泳法を見せた後に、神伝流や観海流など他流派や一般参加者も、
次々と海に入り見事な泳ぎを披露していた。
最年長参加者の高松市屋島中町、多田野弘さん(88)は「正月に泳がないと
一年の力がでない。冷たいけど気持ちいいですよ」と肌を赤らめながら元気
に話していた。【松倉佑輔】
毎日新聞 2009年1月15日 地方版
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