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米国民は愛国心が強いといわれるが、そうだろうか。大リーグでは米国の選手が
最も冷めているようだ。大物先発投手の多くが、3月に開催される
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表入りを拒否した。
辞退の理由はさまざまだが、大リーグ関係者によれば最大の要因は06年の前回大会。
参加した先発3投手が開幕後にそろって不振に陥ったため、今回代表入りを打診された
大物投手たちはWBCに出たがらなかったという。
3年前に代表入りした先発投手トリオは、たしかに“WBC後遺症”に苦しんだ。通算354勝の
ロジャー・クレメンス(46)は12年ぶりのひとけた勝利となる7勝6敗。パドレスのエース、
ジェーク・ピービ(27)は右ひじ痛に苦しんで11勝14敗に終わった。
最も悲惨なのが、当時マーリンズに所属していた左腕のダントレル・ウィリス(27)=現タイガース。
05年の22勝で代表入りしたものの、06年は12勝12敗、07年は10勝15敗と負け越した。
タ軍へ放出された昨季も不調から抜け出せずにマイナーへ落とされ、1勝も挙げられなかった。
春季キャンプで投げ込む習慣のある日本や冬季リーグがある中南米に比べて、
米国の投手が3月のWBCのために調整を早めるのは難しいといわれる。
大物の先発投手たちは「前回代表と同じような失敗は繰り返したくない」が本音。
米国では他国よりWBCへの関心が低く、代表入りしなくても地元ファンやメディアから
非難されないことも、辞退者続出に拍車をかけた。
米国代表の28人は2月24日に発表されるが、予想よりかなり小粒な顔ぶれになるのは確実だ。
前回は準決勝にさえ進めなかった米国が今回は雪辱を期して豪華メンバーを組み、
必死に戦う姿を見たかっただけに残念。添付した表を見ながら
「これだけの投手がそろって代表入りしていたら…」とため息が出た。
ソース
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