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01月12日 19時10分
人気の女性タレントが数多く所属していた東京の芸能プロダクションが、タレントを獲得するために移籍金を支払ったかの
ように見せる手口などで、11億円余りの所得を隠していたとして、東京国税局から脱税の疑いで検察庁に告発されました。
告発されたのは、東京・目黒区の芸能プロダクション「アバンギャルド」と、牧野昌哉社長(41)です。関係者によりますと、
アバンギャルドには、小倉優子さんや眞鍋かをりさん、それに、藤崎奈々子さんなど、多くの女性タレントが所属していました。
アバンギャルドは、こうしたタレントの一部を別の会社から獲得するために移籍金を支払ったとして、多額の経費を計上して
いたということです。しかし、移籍した女性タレントが所属していた会社は、牧野社長の親族が経営していたものなどで、
東京国税局は、これらの会社はアバンギャルドと一体の関連会社であり、移籍は形だけのものだったと指摘したということです。
また、社員の出張旅費を水増ししたり、社長の個人的な旅行の費用を経費に計上したりしていたほか、テレビ局などからタレントの
出演料を受け取る際、別の会社の口座に振り込ませて隠していたということです。隠した所得は、平成18年までの3年間にあわせて
11億円余りに上り、東京国税局は、法人税3億4000万円余りを脱税していたとして、法人税法違反の疑いで検察庁に告発しました。
アバンギャルドは、去年2月に国税局の強制調査が入ったあと事務所を閉め、タレントは全員新たに設立された会社に移っています。
告発についてアバンギャルドは「事情を知っている社長と連絡が取れず、コメントできない」と話しています。
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NHKニュース タレント“移籍金”装い脱税
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